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2013.04.09(雑記)

メールの「BCC」と「CC」を理解して使いわけよう。

メールのBCCとCC

パソコン講師をしていて、よく質問されるひとつにメールの「BCC」と「CC」の違いについてよく聞かれます。

SNS全盛期のいま、メールを使用する頻度は確実に減ってきていますが、まだまだビジネスでは使用します。

「BCC」と「CC」間違えると大変危険なので注意して使い分けましょう。

「BCC」「CC」とは複数の相手に一斉送信する機能

複数の相手に一斉送信するという基本部分は同じです。
何が違うかというと、メールを送った相手に受け取った本人以外、誰に送られたかを明示するかしないかの違いがあります。

BCCとCCの違い

「BCC」を使用する場合の例

  • 複数の顧客に対してメールする場合
  • 同じ文章を送ったことを相手に知られたくない場合
  • 取引先にメールする際に上司などに報告のメールも兼ねてする場合

「CC」を使用する場合の例

  • 同じチームやグループで内容を共有したい場合
  • 誰に送ったかを明示したい場合

などがあります。

どちらをよく使用するかは、仕事の内容によって違うと思います。

「BCC」を使用する際の注意

誰に送ったかを知られたくない場合に使用するのですが、ちょっと工夫が必要です。

そのまま宛先欄に一人目を入力し、二人目以降を「BCC」にした場合、宛先欄に入れた方のメールアドレスだけは知られてしまいます。

どうすればいいかというと、宛先は空欄、もしくは自分のアドレスを入力します。空欄が理想ですが、メールソフトによっては空欄だと送信できない場合があるので、その場合は自分のアドレスを入力しましょう。

BCCの場合、宛先は空欄

「BCC」と「CC」を間違えて使用した場合、莫大な損失を被る場合があります。これまでもそういう事例がありました。

通常、複数に一斉送信する場合、メールマガジンのようなシステムを使用するのが多いのですが、規模的に小さい場合や費用的に導入するのが難しい場合など、メールソフトを使用して行う場合も多いそうです。2年前くらいにはどこかの市役所の職員が間違って「CC」で送ってしまい、とてもオオゴトになっていました。

たかがメールアドレスではないことを肝に銘じて、「BCC」と「CC」の扱いには慎重に行いましょう。

 

 

※最近はSNSがあるので、あまりないのですが、「携帯のメールアドレス変わりました」がよく送られてきました。その場合は「BCC」と「CC」のどちらで送るのが望ましいですか?

答えは当然、「BCC」です。一斉に送った相手と私がすべて友人や知り合いではありません。(そういう場合は除く)
ですので、しっかり「BCC」で送信して誰に送ったかを相手に知られないような配慮が必要です。

補足ですが、「宛先(To:)」に複数入れると、自動的に「CC」扱いになるので、気をつけましょう。

BCCとかCCとかだけでなく、ビジネスメールのマナー等、使用方法は、新入社員の教育に必須だと思うのですが、やってないところも多いですね。私のもとにひどいメールが届いた時には「あ〜あ」と思っちゃいますね。

個人的には堅苦しいビジネスメールは好きではないのですが。。。

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