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2014.08.04(雑記)

【お詫び】旭化成ホームズの使用している「家事ハラ」という言葉は本来の意味とは違ってた

先日、夫の約7割が妻の「家事ハラ」を経験しているという。「家事ハラ」ってなんだ?という内容のブログを書きました。
後日タイトル修正→「家事ハラ」ってなんだ?

このエントリでは私自身、旭化成ホームズの定義している「夫の家事に対する妻の何気ないダメ出し」のことを「家事ハラ」という意味で解釈しておりました。

しかし、2013年に和光大学教授の竹信三恵子氏が書籍『家事労働ハラスメント』(岩波新書)が出版されており、その著書で、「家事ハラ」とは家事労働を担う人びとを蔑視・無視・排除していく社会システムによる嫌がらせ(ハラスメント)のことやそれが見えないことにされている問題を提起したものという意味で生まれた言葉だったことがわかりました。

2014年8月4日現在、旭化成ホームズのページでは、家事ハラの本来の定義とともに旭化成ホームズが使用している意味も掲載されております。
妻の家事ハラ白書 | ヘーベルハウス

リサーチ不足でエントリした一部の内容が本来の意図とは違う意味で使用されているのも知らず、誤解を与えてしまったことをお詫びいたします。申し訳ございませんでした。

これまでの主な流れ

・2013年に和光大学教授の竹信三恵子氏が書籍『家事労働ハラスメント』(岩波新書)が出版
・2014年7月 旭化成ホームズがサイト「妻の家事ハラ白書」を公開
・竹信三恵子氏が7月24日に旭化成ホームズを訪問し、抗議書を渡す
・旭化成ホームズは問題の広告の掲載予定期間を4日繰り上げて終了
・旭化成ホームズがサイト「妻の家事ハラ白書」にて本来の定義とともに著書へのリンクを掲載
・広告で使用したYoutube動画は非公開設定(2014年8月4日現在)

関連リンク

「家事ハラ」、キーワード誤用した企業は原著者に謝罪。真の問題は?(治部れんげ) – 個人 – Yahoo!ニュース

「妻からの家事ハラ」に女性たち+まともな男性が怒る理由。このままだと“逆マーケティング”に(治部れんげ) – 個人 – Yahoo!ニュース

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